誰がムッソリーニを処刑したか―イタリア・パルティザン秘史

誰がムッソリーニを処刑したか―イタリア・パルティザン秘史

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  • サイズ B6判/ページ数 334p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062053518
  • NDC分類 237.06
  • Cコード C0022

内容説明

日本にはついぞ現れることがなかったパルティザン戦士達の闘いのドラマを、執念の取材で発掘した渾身のノンフィクション作品。

目次

第1部 パルティザンの大義(休戦から内戦へ;ナチ占領下のローマ;ムッソリーニの悲哀;ローマ解放とパルティザンの拡大)
第2部 ムッソリーニ処刑(「統帥、無条件降伏を!」;スイスに脱出を決意;ムッソリーニを逮捕!;統帥ついに処刑;誰が処刑を命じた?;盗まれた遺体)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃんにゃんこ

11
勉強のつもりで読みましたが、文章が上手い上、ミステリーの要素が多分にあり、飽きさせない。 期待以上に面白く一気に読んでしまった。久々に面白い本に当たりました。面白さ752022/06/20

印度 洋一郎

4
ムッソリーニの失脚から処刑までを丹念な調査によって迫った本。何となく「処刑」だと思っていたが、その過程でこれほどドロドロした展開があったとは考えもしなかった。ムッソリーニを裁くために身柄引き渡しを要求する連合国に対し、パルチザンはそれまでの経緯や国民感情から全く応じるつもりは無く、又偶々捕えたのが共産党系部隊だった事も相まり、即時処刑となったらしい。その実行者も未だにはっきりしないという状況に、イタリア戦後史の闇を感じる。ムッソリーニ本人は兎も角、愛人クララの処刑に連合国が不快感を露にした事も知らなかった2016/05/14

Hideki Sei

1
古代ローマ、イタリア統一運動、ファシスト、戦後のマフィア戦争。イタリアのことを知っているつもりだったけど改めて違うことを思い知らされた。戦後のイタリアは「イタリア人自らがそれら(デモクラシーと自由)を自分の血を流して獲得したものにほかないからだ」(著者)という厳然たる事実を突きつける一冊。2022/05/04

石野 真

0
ムッソリーニの政権が崩壊してから処刑されるまでについての描写。誰が黒幕となって処刑したかについてかなり詳しく述べられている。ただ、ムッソリーニが政権を奪取するまでを知らないので本を読む順番としては良くなかった。個人主義的な印象のあるイタリアでファシストとパルチザンの抗争が第二次大戦中とその後も同国人同士で行われていたことを始めて知った。2008/10/23

hnk

0
第二次大戦中のイタリア国内に興味のある方はぜひ。パルティザン、ファシスト双方から休戦~降伏までを扱っています。2011/03/08

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