内容説明
官房長官はよく内閣総理大臣の「女房役」とか「内閣の大番頭」といわれるが、実際の職務はどのようなものか?行政改革をなしとげ、日本の国際政治の舞台にデビューさせた中曽根政権の功罪とは?
目次
第1章 政権の出発
第2章 政権の試練
第3章 行政改革の推進
第4章 外交
第5章 日米経済摩擦
第6章 戦後政治の総決算
第7章 衆議院議員定数是正
第8章 税制改革
第9章 田中派の崩壊
終章 政権が目指すもの
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
santana01
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「中曽根内閣五年間の記録」をとしたほうが相応しい内容。その目指したもの、政策、政局が戦後四十年の歴史を振り返りながら記されている。元警察官僚、強面などの印象を持っていたが、政治的には驚くほど柔軟で現実主義者。また、戦争経験者として外交や防衛には慎重な一面もある。その内政課題とされた、行政、財政、税制、教育の改革は三十年後の今も深く日本を蝕んでおり、不断の改革の必要性を改めて思い知らされる。「これからの日本へ」と題して格差拡大の解消を国家経営上最大の課題と記しているが、自己責任の名の下に放置されつつある。2013/02/07
shiaruvy
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コメント予定
Mr.deep
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ゴーストライターに頼らない自身の筆によるものなのがよく分かる素朴な筆致が素敵。2020/05/10
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