内容説明
わが国古代史のメイン舞台を行く。吉野ヶ里遺跡で注目されている弥生人は渡来人であり、彼らが最初に「国」を策いたのが九州の地だった。渡来人文化が開花した佐賀、長崎、熊本、鹿児島をつぶさに探訪。
目次
壱岐・対馬・肥前(九十九触の壱岐;対馬における神と仏;日本磁器の創始と有田;佐賀市唐人町にて;「有明海ルート」からの物証 ほか)
肥後(残っている朝鮮語「ネー」;装飾古墳と斎藤山の鉄斧;八代の白木妙見をめぐって ほか)
日向・大隈・薩摩・琉球(下北方古墳の出土品;「百済の里」南郷村;「三韓の秀を鍾め」た琉球 ほか)