花も嵐も―宰相池田勇人の男の本懐

花も嵐も―宰相池田勇人の男の本懐

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  • サイズ B6判/ページ数 250p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062044042
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C0031

内容説明

いま日本は史上稀有な実験を試みている。軍事力を伴わない“経済力”のみで世界の覇権を握ろうというのだ。この「経済立国」の道を拓いたのが「池田勇人」である。池田首相の提唱実践した「所得倍増計画」こそ、繁栄日本へのジャンピングボードとなった。不治の病から奇跡的に助かり、豪傑肌で失言の悍馬から一転「寛容と忍耐」へ。安保後の保革激突の政治の季節を一変、経済の時代に。「経済超大国日本」のドラマの幕を開けた男。豪放と繊細が綾なす男の生きざま。

目次

強運な船出(吉田茂が決めた人生の選択;「ドッジ政策」で風穴をあけた敗戦経済;「シャウプ勧告」と積極財政;数字の魔術師)
苦闘の時代(佐藤栄作との運命的出会い;弱冠27歳の税務署長;終生の友・前尾繁三郎;初出場初当選)
被占領状態からの脱出(「首相特使」の大奮戦;連発“放言”の真相;吉田茂の落日;“半永久政権”自民党の誕生)
成長政策への執念(「私の月給2倍論」;「下村理論」の援護射撃;経済大国への出発)
「寛容と忍耐」の宰相(銃口の前に立つ;エネルギー革命と石炭産業の終焉;低姿勢に秘めたる強気;沖縄の日章旗)
国際舞台への参画(田中角栄の台頭;物質万能主義への対抗;「ケネディ・ショック」直撃)
病魔との戦い(声に変調あり;池田3選なる;ガン宣告;声帯もはや動かず)
有終の美(手術はもはや不可能;優等生入院患者;政治が動く;側近たちの苦悩;無念の辞任;池田内閣4年3ヵ月の功罪;「人生はこんなに楽しいものか」)

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