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生き仏になった落ちこぼれ―酒井雄哉大阿闍梨の二千日回峰行

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784062041973
  • NDC分類 188.42
  • Cコード C0023

内容説明

「現代の生き仏」とたたえられる酒井雄哉大阿闍梨(61歳)。師はなぜ仏門に入ったのか。予科練で迎えた敗戦、ラーメン屋、旋盤工など職を転々と替え、新妻は自殺。人間失格ともいえる青春―。39歳のとき比叡山に登り、仏門に入る。「捨身苦行」を志し、「千日回峰」に入る。「生き葬式」といわれる、不眠・不臥・断食・断水の9日間の「堂入り」をはじめ、凄絶な荒行に挑み、7年の歳月をかけて満行。史上二人を数えるのみの二千日回峰も達成。―師の半生を通し、日本人の生き方を問う感動の話題作。

目次

第1章 修羅―わしは人生の落ちこぼれや
第2章 軍国少年―予科練で生き残った命
第3章 出家―仏教のことなんか何もわからん
第4章 三年籠山―「行」に命を懸けてみよう
第5章 千日回峰―「生き仏」大阿闍梨誕生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

101
「4日目ごろから死の匂いがしてきたっていうね。そのうちに点々と死斑があらわれてきたのがわかった。』と語る酒井雄哉大阿闍梨。死に装束を身にまとい、失敗したときの自害用の短剣を腰に差し。首からは首つり用の紐、三途の川の渡し賃・六文銭を携えての回峰行、9日間の断食・断水・断眠・断臥の堂入り....死を覚悟した壮絶な行です。この堂入りが満行すると、自利行から利他行へと移れます。まさに生きた仏様です。行とは何か、私にとっての仏教とは何かを考え直す良いキッカケとなりました。この本を紹介してくれた読友さんに感謝します。2021/05/18

yomineko💖avec ヴィタリにゃん💗

69
もう、最後の方は泣きながら読みました。正に「生き仏」の酒井大阿闍梨。この方の本は新しいものは2冊読みましたが、この本は1988年なので少し古いです。でもこの本が一番感動しましたのでアマゾンで文庫版を注文しました。難しい漢字も沢山出て来たので読み仮名を振りながら何度でも読み返したいです。いつもだらけている自分が本当に情けなくなります。もうお亡くなりになっているのがとても残念で仕方ありません。この人以上の方はもう出て来ないと思いますので・・・オススメです。2021/05/06

新田新一

11
千日回峰行を二回達成し、生き仏と呼ばれるようになった酒井雄哉大阿闍梨を描くノンフィクション。まず酒井雄哉の半生が描かれ、後半で命を削る千日回峰行の凄まじさが迫真の筆致で書かれています。心底感動しました。本当に素晴らしい本です。大阿闍梨が足の指を怪我して、それを自ら切り落としてしまう箇所が圧巻。自分の体を傷つけてまでも、行をやめない気迫に圧倒されます。だらけてばかりいる自分が情けなくなりました。苦しみに耐え抜くことで、人間は霊性を高められるのだと思います。苦しい時は本書を思い出し、支えにします。2023/08/07

emiko

8
まずは作者が最澄について、素人にもわかりやすく、かつ丁寧に説明されていて、さすがノンフィクション作家だなと思わせる。最澄の言葉で、「最下鈍の者も12年を経れば必ず一験を得る」という言葉通り、 酒井雄哉はひたすら12年籠山行を続ける。 そして、ついには二千日回峰行を2回やり 遂げる。人間誰でも何か一つとりえがある。そのとりえを生かして、たゆまず努力をする限り、落ちこぼれの人間は存在しないと教えてくれた。1988年の本ではあるが 一番酒井大阿闍梨について詳しく書かれていると思う。2022/12/17

ace

8
二回の千日回峰中、五八歳という最高齢で「堂入り」を行った酒井雄哉大阿闍梨の半伝記。新婚生活で妻を自殺させてしまう己の生き方に苦悶するも、偶々紹介された比叡山が縁となり偉業を達成する。仏門に入るまで「落ちこぼれた」生き方であったが、出家後、高齢でありながらも小僧として勤め、良き師・因縁・導きにより千日回峰を達成する様は、自利行から利他行を許されて実践する仏教そのものと感じた。「行には、始めもなければ終わりもない。死ぬまで行をやるだけだ。」とは、日常の所作全てを信心をもって実践することが行であると理解した。2020/07/26

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