内容説明
悲劇はいつも幸福の仮面をつけて現われやすい。人類の歴史を繙くと、一度栄光の座を滑り落ちた国が、ふたたび返り咲いた例は一度もない。日本のように、無資源で、やたらと人口が多くて、穀物の70パーセントを輸入に仰いでいる国がひとたび転落をはじめると、行く先は地獄である。
目次
1 世界が日本を見捨てる日(仮想経済敵国ニッポン;米韓連合の日本潰し;アジアが日本にソッポを向く日)
2 日本の自縄自縛(日本の拝金主義と国際孤立;危険の予兆―東京の過熱と地方の疲弊;日本の農業が死滅する日)
3 高齢社会をどう切り抜けるか(長男長女時代―人口異変;高齢化と停滞社会)
4 これからの世界と日本(リーダーのいない世界の混迷;ハイテクと人間の崩壊;政治トレンドと日本の将来)