内容説明
大手商社マンが実体験に基づいて描くアフリカ商戦の苛烈な日々!蟻のように動き回る海外駐在員の生きがいを追求する意欲作。書下ろし経済小説。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まつうら
39
海外拠点で奮闘する商社マンの物語。著者自身の体験が語られており、滞在先のジンバブエの様子がとても克明に描かれている。これまでに世界中で奮闘する商社マンの物語はいろいろ手にしてきたが、輸入するに外貨はなく、輸出する資源にも乏しいジンバブエで、いったいどんなビジネスができるのか? 著者扮する五代のすごいところはここで、ジンバブエに暮らす人々に必要なことをビジネスにしようと考える。途上国の国民には夢が必要なんだ。明日の暮らしに希望を持つには、少しの豊かさと教育が必要なんだと訴える姿に、とても胸が打たれる作品。2022/10/05
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