内容説明
日立―その巨大技術の中枢に迫る。物理界永年の仮説「AB効果」を立証、日立はいまノーベル賞の最先端に立つ。
目次
1 「技春」草創
2 海を渡る日本の技術と理論
3 海外駐在員の死闘
4 技術革新の波
5 「技術」開花
6 先端技術へ道を拓く
7 超ミクロへの挑戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasushi Fukunaga
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電顕50年の歴史 いろんな研究者・技術者としての言葉が残っているので、それは電顕にかかわらず、研究開発に携わるものに共通の哲学。それを以下に。 ●ファンクショナルサイロを越えたリーダシップ(オープンイノベーション) 大学関係、企業、国立機関が、医工混じって互いの手の内を見せ合ったのは、瀬藤のリーダシップをおいて他にない。人徳のない人にはできないこと。 ●インフォーマルなネットワーク 昭和14年、日立研究所の部長となった笠井の元で、只野部隊の電顕の研究がスタート。当時、まだ中央研究所は2017/05/06