内容説明
「楽園の香り」ただよう名作とうたわれるアシジの聖者とその弟子の物語!深い慰めを与え、心洗われる「14世紀イタリア宗教文学の華」。わかりやすい新訳、美しい挿絵でおくる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Edo Valens
2
聖フランシスコの生涯の主要な出来事を、簡潔に語るイタリア十四世紀の物語。お話は全てで五十三編あるが、ほとんどが4~5ページと短く、途中には挿絵も入っているのでとても読みやすい。巻末には聖フランシスコの作である讃美の詩『太陽の歌』と彼の生涯の年表が収められている。後半には聖フランシスコの修道会を支えた「兄弟」たちも多く現れる。聖フランシスコも含め、登場する聖人たちはそれぞれ個性的に描写されている。神を愛するそれぞれの仕方も生き生きとしていて、この本が現代も読まれ続けている理由はそこにあるのだろうと思う。2014/08/11
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