エデンから―超意識への道

エデンから―超意識への道

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  • サイズ B6判/ページ数 296p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062027526
  • NDC分類 147

内容説明

人の意識はどこに向かうのか?自我のめざめは明確な個の確立への道であったと同時に「楽園的」原始の眠りの喪失であった。個我の死滅を恐れつつ全体への統合に向かう人類の意識の変容と構造を東西のさまざまな宗教、神秘思想を背景に解明したケン・ウィルバーの話題作。トランスパーソナル心理学の代表作。

目次

1 うす明りのなかの楽園(第1章 神秘の蛇)
2 テュポンの世界(第2章 いにしえの呪術師たち;第3章 おぼろげな死の始まり;第4章 超意識の道)
3 神話・共同体(第5章 未来の衝撃;第6章 大いなる母親;第7章 偉大な女神;第8章 殺人の神話;第9章 ポリスとプラクシス)
4 天翔ける自我(第10章 前代未聞のできごと;第11章 テュポンの殺害;第12章 新しい時と新しい体;第13章 太陽への移行;第14章 われ父とともにあり;第15章 人となること;第16章 苦難の始まり)
5 むすび(第17章 原罪;第18章 未来の展望;第19章 救いとしての神秘思想)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

42
現在読んでいるケン・ウイルバーの『アートマン・プロジェクト』を中断して、ウイルバー思想の再確認のために約5年半ぶりに本書を読んでみた。人類の意識の進化の過程を西洋と東洋の様々な宗教、神秘思想を引合いに出して明らかにした上で、トランスパーソナル的視点から超意識への統合を試みている。再読ではあるも、前提知識不足感は否めず、粗大なスケールでの考察・論考に ついて行けないところもあったが、非常に興味深くはあった。『アートマン・プロジェクト』に戻って再開することにしよう。2017/12/17

Gotoran

2
ウィルバー思想、初期著書を読む。古代からの人の共通自我意識、又は無意識の変容と構造を、神話学、人類学、心理学、更には東西のさまざまな宗教、神秘思想を背景にして解明・考察しながら、超意識への統合を試みる。非常に興味深い内容であり、且つ奥深かった。特に、「実証主義を超えて」でのライプニッツのいう『永遠の哲学思想』(スピノザ、アインシュタイン、ショーペンハウエル、ユング、W.ジェームスからプラトンに至るまでの根本思想)については、今後、深く探究してゆいたいという思いに駆られた。2012/04/06

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