内容説明
明の太祖・朱元璋―信長・秀吉・家康の三大英傑をひとりで演じた凄い男。大明国を興した超巨人・朱元璋の波乱万丈の生涯記、遂にわが国で初めて刊行!その面白さは三国史を凌ぎ、太閤記もその比にならない。興味尽きない一大物語の歴史絵巻!
目次
解説 「超巨人」明の太祖朱元璋(堺屋太一)
第1章 流浪の青年期
第2章 紅軍の総大将
第3章 呉国公から呉王へ
第4章 開国の皇帝
第5章 政権の支柱
第6章 統治階級の内部対立
第7章 家庭生活
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
BIN
6
意外な人が翻訳してるなというのが第一印象。小説ではなく、軍事も政治面も詳しく解説。本文に入る前に60ページほど堺屋さんによる解説があり、そこで戦国の三英傑を一人でやったと力説しており、言わんとするところはまあわかる。やはり優秀なライバルがいないので盛り上がりに欠ける。軍人としても政治家としても優秀であり、歴史に学んで外戚や宦官を排除したところが偉いにも関わらず、科挙では四書五経の古典の解釈だけで進歩性を全く評価しないのが残念なところ。長所も短所も多すぎる偉大な人物でした。2018/01/14
鴨の入れ首
0
朱元璋という人物に興味を持って読んだ本です。良くも悪くも超巨大な存在に、読後も興味は尽きませんでした。2024/02/16