講談社文芸文庫
ロダンの言葉―現代日本の翻訳

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  • サイズ 文庫判/ページ数 317p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061984776
  • NDC分類 704
  • Cコード C0197

内容説明

その詩業において不可欠である智恵子の存在と同様、光雲の嗣子として生まれ彫刻家の運命を定められた高村光太郎にとって巨匠オーギュスト・ロダンとの出会いは、天啓にもひとしいものだったにちがいない。「ランスの本寺」に始まり手稿、聞書を翻訳編纂することは自らの芸術観を確立するための必然的な作業でもあった。そして本書は若い芸術家たちに歓呼で迎えられた。

目次

ロダンの藝術(ユージェヌカリエール)
ロダン手記(ヴェヌス;中世期藝術への入門―原則;フランスの自然;ランスの本寺;夜の本寺;本寺別記;断片;手紙)
ジュヂトクラデル筆録
ポールグゼル筆録(肉づけ;藝術に於ける神秘;芸術に於ける動静;断片)
カミーユモークレール筆録
フレデリクロートン筆録(古代藝術の教訓;断片)
ロダンの手帳(クラデル編)(昔の仕事場と今日の学校;構造と肉づけ;古代藝術の伝統的法則)
若き藝術家達に(遺稿)

著者等紹介

高村光太郎[タカムラコウタロウ]
1883・3・13~1956・4・2。詩人、彫刻家。東京に生まれる。木彫家の父・光雲にならって東京美術学校(現在の東京芸大)彫刻科に入る。ロダンに傾倒。青年期から詩を「明星」などに発表。欧米からの帰国ののち長沼智恵子を知り、第一詩集『道程』を刊行する。彫刻のみならず詩作、評論、翻訳に才能を発揮する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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