講談社文芸文庫
戦後短篇小説再発見〈12〉男と女―青春・恋愛

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  • サイズ 文庫判/ページ数 247p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061983359
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

内容説明

時代の波に漂う恋の行方―若い男女の熱い想いと挫折を鮮やかに描き、青春の思い出の一齣を甦らせる恋の物語十一篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つつ

2
「草を刈る娘」「初夜」「ボトル」 「蝶をちぎった男の話」が好き。2018/11/08

みや

1
4人の選者により「埋もれた」短編をテーマ別に提示するアンソロジーのシリーズ12。そのコンセプトから、派手な展開の作品は少ないが、「微小なもの」に題をとって青春・恋愛の本質を浮き彫りにする佳作揃い。男女の原始的ありようを爽やかに描いた石坂洋次郎「草を刈る娘」が印象的。2018/05/29

kasim

1
唐十郎「恋のアマリリス」は、陰惨にもなりうるストーリーをユーモラスにドライに仕上げる言葉の美しさ、楽しさ、リズム感に感心しました。主人公の恋を「動機も到来も養豚場の豚」と同じ、「どこの青少年でもおぼえくりかえす程度のもの」と言い切ってしまうミもフタもなさ。向田邦子「花の名前」も、読みやすいのにひやっとする、夫婦の力関係のやりきれなさが良いです。三木卓「ボトル」は、1935年生まれの作者が描く女子大生視点の瑞々しさ。言葉遣いはともかく、これはすごい。私小説ぽい作品群は苦手でした。2016/01/15

みずいろ

0
「初夜」「花の名前」が好き。さらっとした中に趣があって良かった。男と女は描きようによって本当に表情が変わっておもしろいと改めて思った。2011/08/03

小坂凛

0
個人的には「木の上」「初夜」かなぁ。2010/08/16

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