内容説明
アジアとヨーロッパ両大陸に接する町―イスタンブール。幾多の民族の興亡の舞台となったこの町の魅力を歴史、宗教、風俗…とあらゆる角度から立体的に紹介する。
目次
序章 文明の十字路が育んだ混沌の魅力
1章 ここだけは見ておきたいモスク
2章 トプカプ宮殿にオスマン・トルコの栄華をしのぶ
3章 ギリシア・ローマ・ビザンティン文明の名残りを訪ねて
4章 シルクロードの終着点イスタンブールのバザール探検
5章 今に生きる伝統の技と暮らし
6章 ガラタ橋を渡って新市街へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みほ
4
再読。 青色にとりつかれていて、以前見たトルコのタイルが忘れられない。 ブルーモスク、アヤソフィア、フルーツの間…。 イスタンブール地下宮殿のメデューサの柱は、頭が逆さになっていたり横に倒れていたりして、いわくつき。 西洋の大聖堂とまったく違う空気を持つモスク。特にトルコだから、聖母マリアの横にアラビア文字があったり、イスラム教徒がキリスト像を造ったりしている。 交錯するなか、天井は金色に広がりタイルは抜けるような青…。 また壁画、タイルの柄がなんて独創的で可愛いのだろう。 ますます行きたくなった。2014/05/14
Takao
1
1996年6月28日発行(初版)。22年前も前の出版。世界史の勉強で買い求めたような気がする。こういう本を読むと旅情に誘われる。ギリシャ、ローマ、オスマン帝国と目まぐるしく支配者が変わり、現在残されている遺物も重層的な街。いつか訪れる機会があるだろうか…。2018/12/07
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