内容説明
日本の常識は世界の非常識―との言葉がある。本書で取り上げる「一極集中」こそそのものであり、日本社会を象徴する現象といえる。要因としては、一民族社会とか人口の過密とか歴史的制度とか種々あろう。日本を債権大国に育て上げたのも、このシステムと言えよう。ところが、欧米より「アンフェア」との非難を満身に浴びている。非難を証明するかのように露見した「証券不祥事」―。この一極集中現象をつぶさに点検する。
目次
序章 湾岸戦争後の日本
第1章 高度成長を支えたユニポーラー
第2章 ユニポーラーの総点検
第3章 日米摩擦の根幹
第4章 日本社会の崩壊現象
第5章 東京一極集中の悪弊
第6章 日本および日本文化の大改造