出版社内容情報
日本美術の流れがわかる時代区分を重視した体系的な編集。豊富なカラー図版と、国際化の時代にふさわしい視点による編集により、美術品や文化財への興味が倍増する本格派美術全集。
内容説明
室町幕府の統制のもと禅除の信仰は広がり、わが国の文化に大きな影響を与えた。禅宗様建築や枯山水の庭、唐物工芸に緊密な美の世界をたどり、多様化する中世の「かたち」を探究する。
目次
カラー図版
単色図版
禅宗建築の再考
工芸が美学の爼上にのぼった
会所と座敷飾りの成立過程
室町時代の座敷飾りと文化的主導権
南北朝・室町時代の彫刻
洛中洛外図屏風(歴博甲本)のなかの枯山水
室町文化としての禅宗
図版解説
年表
英文リスト
巻末特集・日本美術の技法―作庭法の変遷