出版社内容情報
日本美術の流れがわかる時代区分を重視した体系的な編集。豊富なカラー図版と、国際化の時代にふさわしい視点による編集により、美術品や文化財への興味が倍増する本格派美術全集。
内容説明
大陸の影響をうけることなく、日本のなかで熟成した様式として和様が大成する。また、貴族によりおびただしい数の阿弥陀堂や阿弥陀如来が造立された。極楽浄土を具現した建築と彫刻。
目次
カラー図版
単色図版
平安時代後期の彫刻
和様建築の成立
十世紀後半彫刻史と康尚
十世紀の彫刻―平安前期から後期への作風展開とその要因
平安後期宮延貴顕の美意識と仏像観
平等院阿弥陀如来像と平安後期の文化的正統性
平泉の建築―藤原氏三代の造営寺院
図版解説
年表
英文リスト