講談社文芸文庫<br> わが文学半生記

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講談社文芸文庫
わが文学半生記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 365p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061963061
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0195

出版社内容情報

【内容紹介】
大学生の時、初めて接した師・夏目漱石。その後の日々と葬儀までを、瑞々しく捉えた「夏目漱石とその弟子たち」「漱石山房夜話」「夏目漱石の死」「漱石死後の漱石山房」。上野・清凌亭での芥川と佐多稲子、谷崎潤一郎らとの才気溢れる交遊を通して語られる「その頃の芥川龍之介」。菊池寛、久米正雄、宇野浩二、佐藤春夫等の作家群像と、その時代の断面を鮮やかに切り取った、自伝的大正文壇回想。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

shinano

9
再読してもやはりおもしろい一冊である。江口渙の見て接して感じてきた多くの文人たちの回想記。江口とそれぞれの人との会話から、私は実際には会ったことのない作家を感じられるのだ。文人たちの若い頃の交友関係が本当によくわかる。江口の人生で、学校で教わった教師以外で「先生」と呼んだのは夏目漱石だけだそうだ。漱石に初めてあったときの強烈な緊張の回想がわたしに漱石のオーラを感じさせる江口の文章はとてもいい。師漱石と江口の「こころ」についての論談はよかった。江口の世代の作家の誰もが芥川には一目置いているのがよくわかる。2011/03/25

shinano

4
漱石先生と著者の父の旧友の鴎外などの文人がかなりでてくるので楽しく読んだことを思い出します。芥川・久米正雄らの漱石門下の友や菊池寛・谷崎などとの著者とのエピソードも豊富でした。読みたかった一冊です。2008/09/09

(^_^)/

1
非常に面白く読んだ。知己の評伝を含むが直截的で、好き嫌いをはっきりと述べているのが潔い。芥川などが目の前で喋っているのを見ているようで感慨深い。2018/04/09

海野藻屑

1
大好きな先生にさよならをするため書いた本だと思う。2017/04/27

AiN

0
大学生の時、初めて接した師・夏目漱石。その後の日々と葬儀までを、瑞々しく捉えた「夏目漱石とその弟子たち」「漱石山房夜話」「夏目漱石の死」「漱石死後の漱石山房」。上野・清凌亭での芥川と佐多稲子、谷崎潤一郎らとの才気溢れる交遊を通して語られる「その頃の芥川龍之介」。菊池寛、久米正雄、宇野浩二、佐藤春夫等の作家群像と、その時代の断面を鮮やかに切り取った、自伝的大正文壇回想。2015/09/09

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