内容説明
東京日本橋の地下鉄ストアで見つけた乾山の五枚の中皿。古道具屋で掘り出した光琳の肖像画。浜名湖畔の小川で、食器を洗っていた老婆から譲り受けた一枚の石皿。その近くの村の、農家の庭先にころがっていた平安朝の自然釉壺…。美しいものとの邂逅が、瑞々しく生々と描かれる名随筆二十六篇。読売文学賞受賞。
目次
かけら
掘出しということ
七つの壺
天神さん
寒暖の間に
美術好きの蜂
ハエ撃ち
杷枇と桜桃
暑中休暇
ふくろうと遊ぶ〔ほか〕
東京日本橋の地下鉄ストアで見つけた乾山の五枚の中皿。古道具屋で掘り出した光琳の肖像画。浜名湖畔の小川で、食器を洗っていた老婆から譲り受けた一枚の石皿。その近くの村の、農家の庭先にころがっていた平安朝の自然釉壺…。美しいものとの邂逅が、瑞々しく生々と描かれる名随筆二十六篇。読売文学賞受賞。
かけら
掘出しということ
七つの壺
天神さん
寒暖の間に
美術好きの蜂
ハエ撃ち
杷枇と桜桃
暑中休暇
ふくろうと遊ぶ〔ほか〕