内容説明
ひとりぐらしの正造じいさん。このごろちょっと不機嫌。むすめの咲さんが、ちっとも家にこないから。でも、咲さんのかわりに、わらいっ子がやってきた。あれ、正造じいさん…。なんだかたのしそう!小学中級から。
著者等紹介
畑中弘子[ハタナカヒロコ]
奈良県生まれ。日本児童文学者協会会員。日本児童文芸家協会会員。神戸市在住
片岡まみこ[カタオカマミコ]
東京都生まれ。版画作家兼コルク人形作家。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
48
一人暮らしの68歳の正造じいさんが、いつも笑っている女の子と知り合ってから、偏屈で無気力だった生活から立ち直り、娘の咲さんの心の傷にも気がついて、優しいおじいちゃんになっていきました。 咲さんが長年抱えていたであろう罪悪感を思い、涙がこぼれました。 2016/01/21
はる
40
温かいお話でした。偏屈なひとりぐらしの正造じいさん。ある日、おじいさんの家に不思議な女の子がやって来ます。無邪気でいつも笑顔の女の子と触れるうちに、正造じいさんの鬱屈とした心が癒されていきます…。小さな子が喋るお国言葉は可愛いですね。読み終わって優しい気持ちになりました。2016/01/09