内容説明
子ねこのオイラは、なんでもまねるのが大好き。「まねはまねぶ。まねぶは学ぶにつうじるんだよ。」なくなった飼い主のおばあちゃんのことばを胸に、旅芝居の一座にはいったり、忍者の弟子になったり、とくいのまねをいかして旅をつづけます。武士がまだいた時代、まねっこまねやのちびねこオイラが、一人前のねこになるまでの、ほのぼのストーリー。小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ミーコ
37
タイトルに「猫」と付くと読みたくなります。森山 京さんのお話なら尚更。。。 人のマネばかりするオイラ。皆んなにからかわれても おばあさんの心に沁みる言葉が胸を打ちます。おばあさん亡き後も 色んな経験をして成長して行きます。優しくなれるお話でした。続編を今日 借りて来ました。読むのが楽しみです?2018/11/05
timeturner
4
人間の子どもが主人公でもおかしくない成長物語だが、主人公が子どもでなく猫だというだけで魅力が三割増しになるのが不思議。2015/04/26
しん
2
まねるのが大好きな子猫のオイラ。優しいお婆さんと暮らしていましたがお婆さんは死んでしまいます。 その後やってきたのはお婆さんの弟で、しばらくは一緒に暮らしていましたが悪いまねをさせようとするので、オイラは家を出ます。 家を出てオイラは旅芝居の一座や忍者、お坊さんと暮らし、得意のまねやでどんどん成長していきます!2018/06/02
kaolu
2
まねをするのが好きな猫オイラ。飼い主のおばあちゃんが亡くなってから旅に出ることになり、まねっこをしながら知恵をつけ、一人前の猫へと成長していく。オイラの健気さたくましさ、礼儀正しいところが好き。2016/09/02
そ吉
0
「真似ることは学ぶこと」オイラは真似っ子をしながらいろんな人から沢山のことを学んで成長する。 それは、好奇心や知識を学ぶという事だけでは無く生き方の一つの手本の様に感じる。 可愛いだけでは無く、子供にとって成長するために大切な事を教えてくれる本だ。 ★★★★★2021/04/27