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- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
太閤秀吉の死後には難題が山積していた。朝鮮からの撤兵用船舶の不足、日ましにつのる武断派武将と文治派吏将の対立、そして秀頼の母公淀君の頑迷と我執…。秀吉に後事を托された家康の使命は重い。と、そこに降ってわく“家康に異心あり!”の噂。はたして噂を流す石田三成の敵意はなにゆえか?
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
157
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 4月の第1冊目は、徳川家康の第十六巻です。『内府 徳川 家康VS治部少輔 石田 三成』&『太閤秀吉の葬儀』の巻でした。山岡荘八は、石田 三成を嫌っていたのかも知れません。続いて第十七巻へ。トータルの感想は、全26巻完読後に。2020/04/01
keroppi
71
久々に読んだ「徳川家康」16巻目。随分読めていなかったが、やはり面白い。秀吉死後の三成の葛藤。どんどんまずい方向に向かっていく。次も読みたいが、他にも読みたい本は、たまっているし、困った。2019/11/06
ともくん
70
太閤秀吉亡き後の混沌とした世を描く。 更に、混沌とした世に拍車をかけた、前田利家の死。 執拗に家康を敵視する石田三成。 家康の頭脳が、三成を遥かに上回り、冴え渡る。 それぞれの思惑が渦巻く中、家康はどう動くのか。2019/11/06
財布にジャック
49
前田利家や徳川家康は、年齢を重ねているだけのことはあり、懐が深く重みのある武将として描かれていました。さすが、主役の徳川様ですね!一方、三成はどんどん追い込まれてきました。三成の辛い胸の内が、切々と綴られていたこの巻は、西軍びいきな私には辛い1冊となりました。三成、佐和山で頭冷やして、頑張れ~!2012/04/03
kawa
40
本巻の主人公は、「賢しく、緻密に計算を立てて動いている気で、その実、真ツ正直で隙だらけの」石田三成。山岡氏にしても三成のミステリーは書ききれていない印象。何故にかくも嫌われるのか、しかも、西軍の旗頭として祭り上げられたのか、戦国の謎の人物として追っかけしたい気分。2022/04/25