- ホーム
- > 和書
- > 文庫
- > 歴史
- > 講談社 山岡荘八文庫
内容説明
光秀を討って主君の仇を報じた秀吉はその手柄を盾として、天下取りへの活動を開始した。最大の敵・柴田勝家を倒すにおよんで、もはや天下に敵なし、と見えた。しかし、武田の旧臣をことごとく随身させて、着々と勢力を伸ばしつつある男がいた。それは、むろん家康。両雄の確執は日に日につのるばかり。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
173
『★山岡荘八版徳川家康全26巻完読幕府』 https://bookmeter.com/users/512174/bookcases/11539472?sort=book_count&order=desc 今回は、第九巻、漸く1/3迄来ました。賤ヶ岳の戦いから柴田勝家死去の巻、柴田勝家の男気を感じました。しかし主人公の徳川家康が全く登場しなくても良いのでしょうか?続いて第十巻へ。トータルの感想は、全26巻完読後に。2020/03/25
ともくん
61
主役は、豊臣秀吉。 ついに、天下取りへの第一歩を踏み出した。 戦巧者ぶりを、遺憾無く発揮。 まさに、秀吉行く所に敵無し。 勝つ者と、敗れゆく者。 その差は、紙一重。 天下を取る、最後の一人になるためには、紙一重の差を切り抜けて行かなければならない。2019/08/07
kawa
43
清須会議から柴田勝家意地の滅亡まで。秀吉の鮮やかな手際は、まるで「秀吉・オン・ステージ」の趣き。こんな描き方が日本人の秀吉好きの遠因となったのかな。お市の方と茶々姫らの出処進退ドラマも読みどころ。本巻の家康は、刺身のツマ?の如き。2022/01/29
さつき
40
光秀を破り、天下取りに向け快進撃を続ける秀吉。この巻はそうした上方の情勢がメインでした。柴田勝家のもとに再嫁したお市の方と浅井三姉妹の描き方が印象的です。姉妹が母に従順でなく、自分たち姉妹と母を切り離して考えているのは、なかなかない見方なのでは。勝気な茶々姫が淀殿になっていく過程も楽しみです。2016/11/21
KEI
34
今巻は清洲会議、賤ヶ岳の戦いを描く。だからか家康はまあまり出てこない。その時家康は何をしていたか、知りたかったが、王道の話になりました。他の本でも何度も読んでいるが、山岡版の柴田勝家・お市の死に様はなかなか鬼気迫るものがありました。残り17巻!!2022/11/14