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出版社内容情報
山岡 荘八[ヤマオカ ソウハチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
21
太平記を小説に上手く転化しているように思います。本巻では特に楠木正成と大塔宮が生き生きしているように感じました。まだ前説の段階ですが、本筋に入っていくのが楽しみです。2021/03/04
フミ
18
中学の時に読んだ本で、南朝方の貴族の描かれ方が酷くて挫折して以来、まともな南北朝モノを読むのは40年近くぶりです。(北方南北朝はアリ) 全5巻、1巻目は460頁程で、楠木正成、大塔宮、あと「浅茅」という女性と、3人が話のメインで、正中の変~2度目の陰謀発覚、叡山、笠置山挙兵と進んで行く感じです。後醍醐天皇はじめ、取り巻きの公家さんたちも立派な人物として描かれていますので、楠木正成も大塔宮も生き生きと幕府転覆に駆け回っています。しかしこれ、3巻の「建武の新政」辺りをどう、読者を不愉快にさせずに描くのかな…。2025/10/11
フーミン
9
楠木正成のイメージが崩れたw しかし、凄くポジティブな人物でリーダーとしては抜群な人物で好感度アップしました。2018/01/26
Ryuji
7
★★★☆☆第一巻は後醍醐天皇の鎌倉・倒幕計画の発覚(正中の変)と、その後の挙兵と失敗(元弘の乱)まで。北条高時の悪人ぶりが面白い、さすが鎌倉幕府を倒した側から描いた本だと思いました。この時代は私自身が疎いので、馴染みの無い名前が続々出てくるのが大変だった(第二巻以降もきっと大変なのだろうなぁ~と思う)。著者は戦前からの作家であることや、1950年代に書かれた本なので難解なのかな?と思いつつ読み始めましたが全くそんなことはなく、とても読み易い本ではありました。2013/11/04
綱成
6
大学、社会人と三回目になります。改めて太平記の始まり、全ては元寇による日本全国民の意思統一の持続性の無さから。楠木正成もそこを重点におきながら、結果南北にわかれる動乱と困惑の時代の始まり。どこでこの物語は終わるのか、再読ですが気になります。2015/06/08