内容説明
“日本文学の源流と伝統”と副題された「後鳥羽院」は、詩人と文学の系譜をさぐる斬新な国文学史として版を重ねた。「民族と文芸」ともども、古典評価の気運の中で、独自の古典観を提示した二著。
目次
後鳥羽院(日本文芸の伝統を愛しむ;物語と歌;宮廷の詩心;桃山時代の詩人たち;後水尾院の御集;近世の唯美主義;芭蕉の新しい生命;近世の発想について;蕪村の位置;近代文芸の誕生;承久拾遺;契冲と芭蕉;国学の源流)
民族と文芸(尾張国熱田太神宮縁記のこと並びにに日本武尊楊貴妃になり給ふ伝説の研究;蓬莱島のこと;百人一首概説;天王寺未来記のこと;道成寺考;仙人記録)
感想・レビュー
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ダイキ
1
『後鳥羽院』〔「日本文芸の伝統を愛しむ」、「物語と歌」、「宮廷の詩心」、「桃山時代の詩人たち」、「後水尾院の御集」、「近世の唯美主義」、「芭蕉の新しい生命」、「近世の発想について」、「蕪村の位置」、「近代文芸の誕生」、「承久拾遺」、「契沖と芭蕉」、「国学の源流」〕、『民族と文芸』〔「尾張国熱田太神宮縁起のこと並びに日本武尊楊貴妃になり給ふ伝説の研究」、「蓬莱島のこと」、「百人一首概説」、「天王寺未来記のこと」、「道成寺考」、「仙人記録」〕、『俳句について』、『詩人の系譜』、『文芸批評家として』、2014/10/28