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内容説明
マルチタレントを先取りした一芸能人の生涯。徳川夢声は島根の人。明治・大正・昭和の3代を生き、第一線の芸能人としても、平和の、戦乱のそして戦後の日本をつぶさに知る人。サイレント映画の説明者から俳優、文筆業、タレントと多彩な活躍をひろげ、芸能界の大先達として万人の敬愛をあつめたが、その一生は、悲哀と苦渋の道程でもある。日記、手記、エッセイ…、いまにのこる厖大な資料にいどみ、生前の風貌、そして人生の表裏を見つくした達人の生涯を新しくよみがえらす。
目次
近火―序に代えて
天野雉彦と「趣味講演」
益田の句碑
津和野から来た人たち
父、福原庄次郎
麹町区内幸町の家
福原霊川
近所の人妻
青春彷徨
「シヴィリゼーション」
赤坂葵館
『潜航艇物語』
大正12年9月1日
放送用私設無線電話
「映画芸術の夜は朗らかに明けて行く」
変わる新宿、変わるムサシノ
去るもの 去る人
出処進退
妻入院すショールの色
シルクハットの行方
軍人不信
移動劇団「さくら隊」
自ら奮ひ自ら励まし
「武蔵」過労
『問答有用』全12巻
昭和46年8月1日
天野ナミさんの思い出