内容説明
フランス革命後のヨーロッパにおけるキリスト教の復興とその活発な教育活動、またロマン主義を中心とする19世紀の諸思潮との交流などを解明する。さらにアメリカの教会の発展や、中東のキリスト教諸派の複雑な状況を分析し、最後に日本の鎖国時代のキリシタンの実態に触れる。
目次
序章 19世紀初頭の教会
第1章 教皇と皇帝
第2章 1814年から1846年までの教皇と教皇領
第3章 フランスとラテン諸国
第4章 北ヨーロッパとイギリス諸島
第5章 中央および東ヨーロッパ
第6章 アメリカにおける教会
第7章 1800年から1846年にいたるカトリック思想
第8章 霊的な力のめざめ
第9章 近東の教会(1800~1848)
第10章 潜伏時代のキリシタン
付録