内容説明
日本の読者に読み継がれて65年、児童文学の名作、ローラ・インガルス・ワイルダーの“小さな家シリーズ”の写真紀行集。新たに、ローラと日本の読者の心の交流を描く、谷口由美子の「絆は海を渡る…ローラと日本」を収録した感動の増補改訂版。
目次
大きな森の小さな家
大草原の小さな家
プラム・クリークの土手で
バー・オーク
シルバー・レイクの岸辺で
長い冬
大草原の小さな町
この楽しき日々
はじめの四年間
その後のインガルス一家
わが家への道
農場の少年
著者等紹介
アンダーソン,ウィリアム・T.[アンダーソン,ウィリアムT.] [Anderson,William T.]
ローラ・インガルス・ワイルダー研究家、歴史家として、多くの著書や論文があり、ローラ研究では数々の賞を受賞している。15歳のときに、最初の本『インガルス一家の話』を書く。アメリカ、ミシガン州在住
谷口由美子[タニグチユミコ] [Kelly,Leslie A.]
児童文学翻訳家。主にアメリカ児童文学の翻訳、研究に携わっている。リトルハウス・クラブ発起人
ケリー,レスリー・A.[ケリー,レスリーA.]
フォト・ジャーナリスト、トラベル・ライター。アメリカ各地を旅行し、アメリカの風物写真をとっている。アメリカ、カリフォルニア州在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
340
ローラ・インガルス・ワイルダーが「小さな家」のシリーズを書き始めたのは1932年のことだった。ローラは言う「これは、ほんとうにいた人々とほんとうにあった場所」が描かれているのだと。本書は、この「ほんとうにあった場所」を訪ねた写真と資料を集めた本。ローラの実写真もあるが、意志の強固そうないい顔である。資料編はそこそこの充実ぶりなのだが、写真が今一つ語りかけてこないのは残念。アメリカの田舎のどこにでもある風景といえばそうなので、仕方がないのかもしれないが。また、かつてTVドラマで見ていた光景が鮮やか過ぎた⇒2023/03/14
氷菓子
5
まだシリーズの「大草原の小さな家」までしか読んでないけど、写真が美しくてこちらを先に最後まで読んでしまった。当時の建物は残ってないけど、本が出版されて大反響となってから、実際に家があった位置の特定と再現がされたとのことで、近隣の風景の中にローラ達が暮らした建物がある状態をビジュアルで見られることがありがたい。家の中も再現されていて、棚は父さんやアルマンゾが作った実物が残っていたりして、いつか聖地巡りに行ってみたい。2023/03/12
M1号
3
子供の頃夢中になって読んだ「大草原」シリーズのパノラマ写真本!懐かしくて嬉しくて一気に読んじゃった。このシリーズで知ったバッタの大群被害、丸太小屋を造る場面、牛の散歩、暖炉傍の団欒…などは情景と共に今もずっと胸に残ってる。こうゆう名作がずっと読み継がれますよう。ローラの意志の強そうな表情は、母親の開拓魂を受け継いだのかな。■この写真本にあるハービー・ダンって画家の絵がすごく素敵!ファンになりそう。2014/03/23
maishilo
1
懐かしい!ローラの住んでた場所が想像よりももっと美しいところで驚いた2021/05/15