内容説明
ウィルフレッドは、とても早くおきました。きょうは、ウィルフレッドの誕生日です。父さんや母さんから、すてきなプレゼントをもらいましたが、とびきりのプレゼントは、ないしょでした。アップルおじさんが、ピクニックを計画し、のばらの村のねずみたちみんなが、招待されました。ウィルフレッドは、とても大きなバスケットを運ばなければなりません。ぐらぐら、がたがた、草深い道を、手おし車にのせて運びます。アップルおばさんは、いったいバスケットに何をいれたのでしょう。ナイフかな?サンドイッチかな?それにしても、なんと重いこと!やっと着きました。みんなの前で、ウィルフレッドがバスケットのふたをあけると、中には、みんなからのプレゼントがぎっしりつまっていました。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ねむねむあくび♪
34
細かく書き込まれた絵が可愛い♪木の内側に作られた野ねずみたちの部屋が、ドールハウスのようで楽しい2013/05/13
まゆら
11
ティーセットの絵柄になってるので、そこから知ったけれど、元々はイギリスの絵本。同じイギリスのピーターラビットが割りと殺伐としているのに比べてこちらはのんびりとした平和的なねずみたちの暮らしなので只々和みます。絵の書き込みが細かくてネズミたちの部屋の棚や村の草花など美しく、本当に綺麗な絵本なのでプレゼントにしても喜ばれそう。2015/09/27
遠い日
6
「のばらの村のものがたり」シリーズ1。こういうミニマムな世界が好きです。愛すべき仲間たちとの賑やかで楽しい暮らし。みんなが共有する空気。春のピクニックは、ウィルフレッドのお誕生日のお祝いでもあったのです。2019/06/16
Shirotora
2
子供らしさの溢れるウィルフレッドがかわいい。誕生日のお祝いには子供ながらの待ち遠しさでいっぱいの気持ち、精一杯祝福しようとする家族やご近所さんには心温まります。【市内図書館】2013/05/05
わさび
1
「雲を紡ぐ」に出てきたので。このインテリアのセンスは、ジブリのアリエッティの世界に似ている…!ねずみの暮らしを描くのは日本にも14ひきシリーズがあるけれど、おしゃれさが違う。さすがイギリス。木の実の殻を花器にしているの、かわいいなぁ。はたおりねずみたちが早速出てきてほっこり。表紙はウィルフレッド。2020/05/14