内容説明
微積分の試験に応用問題を出すと、成績ががた落ちになることを経験しています。私は、肝心なことは、具体的描像などによって要点を直観的に理解することであり、これにより数学的本質のおよそは尽くされると考えます。応用上ゆるがせにできない多数の注意事項はこの理解のなかで整理したい、こういうねらいで書きました。
目次
第1章 ベクトルと多変数関数
第2章 多変数関数の微分
第3章 多重積分
第4章 ベクトルと座標変換
第5章 ベクトルと曲線・曲面
第6章 スカラー場とベクトル場の微分―勾配、発散、回転
第7章 線積分・面積分とガウスの定理・ストークスの定理
第8章 グリーンの定理とポテンシャル