内容説明
昭和50年以降に発掘調査された新資料のうち、最も重要な遺構・遺物を厳選し、各巻編者・筆者と本社考古担当カメラマンが一体となって全国各地を特撮・取材した類書にはない迫力ある写真で構成。本巻は、旧石器時代全般の生活と文化を6章のテーマに分けて、その復元に務めた。
目次
旧石器時代の日本列島(人間に成る;日本列島の氷期に生きる;石刃石器時代)
ナウマン象を掘る(代ノ原の発掘;人と動物の化石を求めて)
石器を作る(石器素材の量産;機能の作りわけ;石器の使用痕と残存脂肪;石器作りの実験)
旧石器集団の行動軌跡(旧石器家族の生活の周辺;部族の内外;文化と集団)
旧石器時代の起源と終末(旧石器人の出現;旧石器人渡来の波;縄文時代への回転軸)
海峡・陸橋をこえて(シベリアと北海道の石器;大陸と日本列島の旧石器人)