内容説明
敗色濃いミラノを離れ、スイスへの脱出を図るムッソリーニと愛人。執拗に追うイタリア・パルティザン。一九四五年四月二十七日、必死の逃避行もむなしく、ついに国境に近いドンゴで捕らわれる。翌日に処刑。そこには手に汗を握る執念のドラマがあった。ファシストを自ら断罪したイタリアの真実を明かす。
目次
第1部 パルティザンの大義(休戦から内戦へ;ナチ占領下のローマ;ムッソリーニの悲哀;ローマ解放とパルティザンの拡大)
第2部 ムッソリーニ処刑(「統帥、無条件降伏を!」;スイスに脱出を決意;ムッソリーニを逮捕!;統帥ついに処刑;誰が処刑を命じた?;盗まれた遺体)