内容説明
少女が車で爆殺された。私立探偵ハンナが事件を追うと、真の標的は少女の父シェパード博士と判明する。ガン撲滅の研究家がなぜ狙われる。犯行はIRAか動物愛護協会過激派の仕わざに見えるがハンナ自身の周辺にも、周到に張りめぐらされた罠が迫る。果して真犯人は。英国推理作家協会賞受賞の傑作。シルバー・ダガー受賞作。英国推理作家協会賞に輝く長編。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
2
私立探偵ハンナシリーズ第一弾です。この作品は英国推理作家協会賞を受賞してる傑作です。本国ではハンナの事を「フィリップ・マーロウが女になって生き返った」と最上級の言葉で褒め称えています。 最近は女性探偵が活躍する小説が多いけど、その中でもこのハンナはかなり魅力的です。このハンナの魅力は暴漢に痛めつけられたら犯人を同じように痛めつけてやろうってところかも・・・。やっぱり女性探偵やからって事で襲われる事もあるけどそこできっちりとカタをつけてくれるのが読んでる者からしても嬉しいです。 2004/11/11
影実
0
そこまで面白い作品には思えなかった。何が合わなかったんだろう。キャラクターもそこそこ魅力的だしシナリオにも特に問題は無いのに。2009/12/19
ゆみりん
0
女性探偵が主人公だと、どの作品も似たような性格になるのが不思議。何故か恋人と、あまり上手く行かない傾向にあるのも。ストーリーはテンポ良くて読みやすく、なかなか面白かった。2019/05/21