講談社文庫<br> 源氏物語のヒロインたち 対談

講談社文庫
源氏物語のヒロインたち 対談

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061856653
  • NDC分類 913.36
  • Cコード C0195

内容説明

華麗なる王朝文学の粋、源氏物語―。千年の時空を超えて読みつがれ論じられるのは何故か。円地文子が、永井路子、杉本苑子、竹西寛子、大庭みな子、清水好子、田中澄江、尾崎左永子、近藤富枝、津島佑子、富岡多恵子、瀬戸内寂聴、田辺聖子の十二人を相手に、さまざまな恋のかたちを語りあう魅力の対談集。

目次

『源氏物語』と私
藤壼・空蝉(永井路子)
葵の上・夕顔(杉本苑子)
六条御息所(竹西寛子)
朧月夜・花散里・末摘花(大庭みな子)
紫の上(清水好子)
明石の上(田中澄江)
朝顔斎院・玉鬘(尾崎左永子)
女三の宮(近藤富枝)
大君・中の君(津島佑子)
浮舟(富岡多恵子)
光源氏をめぐる女たちの哀歓(瀬戸内寂聴)
男たち・女たちの群像(田辺聖子)
『源氏物語』の輪郭
解説 「女たちのための物語」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小倉あずき

1
円地文子が毎回女性を招いて源氏物語のヒロインたちについて語り合う。対談相手がそれぞれ豪華で(永井路子に杉本苑子、竹西寛子…と私ですら知っている有名どころばかり12人)皆、自分の中の源氏観を披露し合うのが面白い。 女性たちによる女性たちのための源氏対談を男性で自らも源氏物語を現代訳した橋本治が解説するという構成も面白い。対談相手でもある清水好子による「『源氏物語』の輪郭」は下手な解説本よりわかりやすかった2022/10/28

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