講談社文庫<br> ミセス・ダウト

講談社文庫
ミセス・ダウト

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  • サイズ 文庫判/ページ数 234p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784061856110
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

離婚した売れない役者のダニエルは週一度、子供たちと会うのが生きがい。だが、ビジネスウーマンの元妻は仕事優先で、いつも彼をいらだたせる。元妻が家政婦を募集するのを知った彼は、女装して首尾よく雇われる。三人の子供たちの反応は?いい父親であるため女装は意義があったのか。家族愛を新しい形で描いた話題作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アナーキー靴下

50
『チューリップ・タッチ』が印象深く、作者の他作品を求め本書に行き着く。映画は観ていないが明るいコメディと想像していたが、原作は随分悩ませる。子供は確かに愛している、しかし家族として継続的な関係を築くことに失敗してしまった、そんな父親が主人公。子供は親の良い面を見出そうとするし親自身も自己正当化するけれど、現実をしっかり見ること、見せること、それが大事なのではと思う。離婚は親の失敗を少なからずオープンにしてくれる。そして親の失敗も自分を形作るルーツだと肯定的に認識できた子供は、きっと強くしなやかに成長する。2024/08/07

mak2014

3
ロビン・ウィリアムズ主演の映画が好きで原作も以前から読みたいと思っていました。アン・ファインってイギリス人だったんですね。てっきりアメリカ人かと。小説と映画が異なるのは当然として。かなり違います。映画はロビンの個性もありマイルドなコメディですが小説はかなり苦い味わいです。主人公のダニエルと別れた妻がかなり辛辣な口論を子供の前でするし、映画ではダウト(ファイア)への変装が俳優としての成功につながるけど小説では最後まで売れない役者です。小説のラストもハッピーエンドとは言い難い苦味があります。2016/08/22

greenish 🌿

0
離婚した売れない役者のダニエルは週一度、子供たちと会うのが生きがい。だが、ビジネスウーマンの元妻は仕事優先で、いつも彼をいらだたせる。元妻が家政婦を募集するのを知った彼は、女装して首尾よく雇われる。三人の子供たちの反応は?いい父親であるため女装は意義があったのか。家族愛を新しい形で描いた話題作

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