- ホーム
- > 和書
- > 新書・選書
- > ノベルス
- > ハーレクインシリーズ
内容説明
著名な医者の妻として瀟洒な邸宅で暮らすエミリーに、突然、思いがけないかたちで悲劇が襲いかかった。あの優しかった夫が、愛人と一緒に焼死…。莫大な借金だけが遺り、彼女は無一文で放り出されることになった。人々には好奇の視線を向けられ、義母からはエミリーがいたらなかったせいだと責められる。だが、最も恐れていた夫の兄ディロンの反応は予想外だった。エミリーをずっと無視してきた彼はなぜか優しい気遣いを見せ、まるで騎士のようにそばについていてくれる。しかも彼女を助けるため、便宜上の結婚さえ申し出た。こんなこと、間違ってるわ―そう思いながらもほかに解決の道はなく、エミリーは承諾してしまう。この決断が、より大きな悲劇を招くことになろうとは知りもせずに。
著者等紹介
グレイ,ジーナ[グレイ,ジーナ][Gray,Ginna]
ヒューストン生まれ。一日八時間を執筆にあてるフルタイムの作家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
糸車
15
ヒーローが不憫。母親には愛されず、7年間も片思いしていた女性は弟の妻。気持ちがばれてはいけないとできるだけ弟夫婦に接触しないようしたり。不愛想だけれど思いやり深く信頼できるヒーローの気持ちを思うとね。不実な弟は愛人と焼死、あとに残されたのは山のような借金。ヒロインも幸せな育ち方をしていないので誰かに愛されることが必要だったのかな。兄じゃなくて弟を選んだ時点で目が曇っていたとしか思えないけれど。母親のようにふたりを見守るガートがとてもいい味を出していて、迷走するふたりを一喝してくれる。愛ある叱責って素敵。2015/05/30
麻琴
5
ヒロインが全く好きになれない。ヒーローも一途な思いはいいんだけど、彼女を思っての行動だとはわかるんだけど、最後の件は医者からじゃなく前もって話さなければいけない事だと思う。そして、信じられない信じたくない気持ちはわかるもののヒーローがもしその行動してくれなかったらどうなってたかぐらい自分で考えつけとヒロインにもイラついた。この作家さん数作読んでるけど個人的に全く合わない模様。 ☆22015/09/09
キッチンタイマー
4
浮気相手と焼死するという悲惨なヒロインの夫の葬式からはじまる。ヒロインを初めて会ったときからずっと好きだったという義兄ヒーロー。ほとんどヒーロー視点で進むのだけど。いやとても可愛くて引出しに写真隠してるし。キーワードはいいんだけとなんかねジーナグレイは物足りない。どことなくキャラがたたないのよ。惜しい。そんなこと思うのは個人的な感想なんだけど。例えばヒロインがひたすら好きだった夫、優しいはずがないと。優しいなら優柔不断だと思うのだけと、そうじゃない。なんか変2014/05/14