内容説明
Gが増加するにつれ、ふたたび両翼が揺れはじめた。トードは警告を発しようとしたが、すでに手遅れだった。右翼がぐいと沈み、機がふたたび180度横転する。「スピンだ」彼は声をしぼりだした―。『デビル500応答せず』の著者が贈る航空小説の傑作長編。謎の組織ミノタウロスの正体とは―何か。
感想・レビュー
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siva
6
父書棚本。第二のクランシー的な帯がついていたので読んでみたけれども・・ ソ連がまだあった時代のステルス機開発にからむスパイ話。 もうちょっと盛り上がりが欲しい。 テーマの割に肩すかし。 翻訳された小説数が少ないというところで推して知るべし。2015/01/13
卯月
0
職場本棚。ステルス試作機段階と実験段階と2計画同時進行で、どちらも情報戦。スパイ物は、誰がどういう立場で何をしたのか、ややこしい。ミノタウロスの正体が知りたくてあっという間に読んだが、恐らく再読しないと全貌を理解できない……。試作機の飛行テストや、海軍の予算獲得過程は面白かった。2012/04/30