講談社文庫<br> いま、米について。

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講談社文庫
いま、米について。

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  • サイズ 文庫判/ページ数 239p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061849129
  • NDC分類 611.33
  • Cコード C0161

内容説明

焦点のコメ問題はこの本ですべてがわかる。輸入自由化を迫るアメリカのウソ、都会のサラリーマンの農業に対するカンチガイを事実で暴き、たしなめる。安いコメを輸入してなにが悪いと思っているあなたのための、目からウロコが落ちるおもしろレポート。

目次

第1章 もうまじめにこたえる気がしないが、でもはっきり言っておきます。
第2章 いまや農家は、サラリーマンより豊かなのだそうですね。
第3章 悪名高い「補助金」は、誰のためでもない、消費者のためのものなのです。
第4章 サンフランシスコのスーパーでは10キロ800円のコメが売られている、という話のからくり。
第5章 「食管」をめぐって、キングコング対ゴジラの果てしなき闘い。
第6章 農業をつづけようとする者にとっては、地価の高騰は大めいわくなのです。
第7章 36年間農業をやってきて、いまがいちばん落ち込んでいます。
第8章 時代の節目節目で、農政はめまぐるしく変わってきました。
第9章 農業の未来像をフィクションにしたみたら、笑うに笑えない現実が…。
第10章 いまの「コメ攻撃」は、究極のところ日本否定なのです。
終章 コメづくりに明日はない、だが明後日があるというお話。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

59
旅先の大阪新世界近くの古本屋の100円本。 しょっぱなの農業の保護がどうとかという内容は別の著者本で読んだな…。トキの保護にしろ農業の保護にしろ保護は支配者のためなのですよね。減反に土地高騰に貿易摩擦に…。今となっては想像もできないバブルの世界のワードが飛び交う。都市は火砕流であり、がん細胞であるとは言いますが、都市火砕流は熱帯雨林の破壊や食料買い占めアンドフードロスヴァーチャルウォーター問題として海外諸国にも波及する模様。2024/12/26

uburoi

1
「いま、」というのは本書が書かれた1980年代のいまということになるので米高騰で備蓄米放出といういまとはだいぶ事情が違ってはいる。けれど今日グッドモーニングで侍ストリッパーとかいう映画を作った米農家(兼業)の人が毎年70万ぐらい赤字といってたから農家の事情は変わらないのだろう。しかし実家も農家なのだがなんとなく裕福だったという記憶もある。侍ストリッパーというのは幕末の侍が斬りあいをしてお互いの肉は傷つけずに着物を切り刻んではぎ取って素っ裸にしたら勝ちという賭け事をともなう見世物で大儲けする話だった。確か。2025/05/27

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