講談社文庫<br> 一休さんの道〈上〉

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講談社文庫
一休さんの道〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 351p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784061848177
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

禅の道は現実逃避の独善ではない。酒・狂歌・女を愛する禅僧一休宗純は、南朝遺臣の反抗騒動や領民の一揆には命がけで周旋の労を取り、大地震、洪水、旱魃では難民救済に奔走し、実生活に根ざす禅修行を貫く。だが、一休の持論である禅僧の妻帯発言が新たな紛糾の火種となる…。著者の遺作大長編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Peter-John

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一休宗純の壮年から晩年(87歳で没)までの出来事が描かれています。時代は応仁の乱と重なります。 最終章で、いったい自分は何をしてきたのだろうと一生を振り返りますが、禅宗の坊さんでもそうなんですね。 作者の川口松太郎さんの86歳の作品で、原稿用紙にして1000枚。あとがきは息子の浩さんが書いています。生命のぎりぎりまでこの作品に没頭されていたようです。 戦さや飢饉、一揆のような波瀾万丈もありますが、孤児をひきとり育てた弟子8人。妻帯や性ち対する考えもおもしろいものです。2020/12/04

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