内容説明
夜の闇が忍び寄って来る。廃てられた大きな館に続く荒れた道を、冷たい夜風が吹き抜けて行った。館は人気もなく、すっかり荒れ、深い闇が中をおおっていた。闇の中を老婆がひとり、物悲しい子守り歌を静かに口ずさみながら歩いていく。今は亡き子供たちに、ずっと昔歌ってきかせた歌―悲しく美しいＪ・ハーバートの怪奇スリラーの傑作。
感想・レビュー
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飛鳥なつめ
2
『鼠』のジェイムズ・ハーバートの傑作長編とあれば読むしかない。古めの本だが読みやすく、一気に読了。幽霊を信じない主人公・デイヴィッドは、ある屋敷で起きる幽霊現象を調査することになる。しかし屋敷に住む家族は調査に非協力的な態度を見せ、更にはデイヴィッド自身が幽霊現象に見舞われる…。ストーリーはよくあるものだが、結末で明かされる真相に何とも驚かされた。そういうことだったのね。王道ホラーとしては確かに傑作かも。2015/07/04
momo
0
★★★2015/09/20
