内容説明
日本の国家予算を支配する大蔵省主計局の素顔に迫る。人事・天下り・閨閥などによって、独特の支配構造をつくり、政財界を動かす大蔵官僚たちの人脈や予算編成のしくみは、どうなっているのか。その構造・機能・権限をめぐる人の流れを徹底取材で明かすと同時に、主計局をとりまく深部の動きをさぐるルポ。
目次
第1章 主計官A氏の大蔵人生
第2章 主計官の四季と“24時”
第3章 主計人脈
第4章 主計官僚列伝
第5章 主計局の組織と予算編成
第6章 国民に真実を隠してはならない―国民負担率45パーセント、マキシム32兆円の大増税路線
第7章 変わる大蔵省、迫られる意識改革