内容説明
好奇の目をはね返し肌の違いをこえ、もちまえの聡明さで国際結婚を成功させた女たち国籍をこえ愛に生きた勇気ある一生。
目次
クーデンホーフ光子
モラエスヨネ
モルガン雪
ベルツ花
ラグーザ玉
シーボルトイネ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Gen Kato
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再読。某TV番組で見たラグーザ・玉さんの絵に惹かれたので。モラエスとおヨネ、コハルの人生がもっとも心に残る。シーボルト・イネもせつない。2015/05/25
桑畑みの吉
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1989年出版、1980年に刊行されたものを改題、編集したとのこと。江戸時代、明治時代に生まれた女性6人の生涯を6人の女流作家が執筆している。奇妙な縁から外国人男性と結ばれた女性が5人、今でいうハーフの女性が1人の構成となっている。お相手は金持ちや権力者の外国人男性とはいえ、当時は凄まじい偏見があったはず。その中でいずれの女性たちも持ち前の聡明さや時には忍耐力で結婚や人生を成功に導いていく。私は実質的な女医第一号であるシーボルト・イネに本書の中で最も興味を持った。吉村昭の長編小説の方も一度読んでみたい。2020/05/30
悸村成一
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どの伝記も今回初めて読む。クーデンホーフ・光子、モラエス・ヨネ、モルガン・雪、ベルツ・花、ラグーザ・玉、シーボルト・イネ。1242018/09/04