内容説明
経営者とは、どのように生き、どう決断するものなのか。60歳にして売り食いの浪人生活に入った男が、やがて名門東芝を再建し、6選12年間も経団連会長として君臨し、高度成長経済を演出していく…。戦後経済界にそびえ立つ巨人の豊かな内面を格調高く描いて、混迷の時代を生き抜く指針となる好著。
目次
第1部 財界総理への軌跡(くじ引きで逓信省へ;第一生命への転身 ほか)
第2部 その孤独と死(幻の毛・石坂会談;花道飾った万博会長;大蔵大臣就任を断わる;植村甲午郎氏とのコンビ;奇妙な仲だった小林中氏;惚れ抜かれた土光氏 ほか)