講談社ノベルス
眼球堂の殺人―The Book

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  • サイズ 新書判/ページ数 366p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061828728
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

出版社内容情報

第47回メフィスト賞受賞作!至高の館トリックを見よ!天才建築家驫木煬(とどろき・よう)が、山奥に建てた巨大な私邸<眼球堂(がんきゅうどう)>。
そこに招待された、各界の才能と謳われる著名人たちと、放浪の数学者十和田只人(とわだ・ただひと)。彼を追い、眼球堂へと赴いたルポライター陸奥藍子(むつ・あいこ)が見たものは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取りつかれた驫木、そして実現不可能な変死体。誰が殺した? でも、どうやって? ――一連の事件の真実(ほんとう)の「真実」を、十和田と藍子は「証明」することができるのか?

密室! 館! 不可能犯罪! 本格ミステリのガジェット満載にして、清新かつ斬新なトリック! 刮目せよ。これがメフィスト賞だ!

周木 律[シュウキ リツ]
著・文・その他

内容説明

天才建築家・驫木煬が山奥に建てた巨大な私邸“眼球堂”。そこに招待された、各界で才能を発揮している著名人たちと、放浪の数学者・十和田只人。彼を追い、眼球堂へと赴いたライター陸奥藍子を待っていたのは、奇妙な建物、不穏な夕食会、狂気に取りつかれた驫木…そして奇想天外な状況での変死体。この世界のすべての定理が描かれた神の書『The Book』を探し求める十和田は、一連の事件の「真実」を「証明」できるのか?第47回メフィスト賞受賞作。

著者等紹介

周木律[シュウキリツ]
某国立大学建築学科卒業。第47回メフィスト賞を『眼球堂の殺人―The Book』で受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

🐾Yoko Omoto🐾

141
異形の館、クローズド…と来れば、当然ながら度肝を抜くトリックや意外な真犯人への道のりに期待が高まる。図説が多いので核となるトリックは易しめだが、盲点のトリックについては探偵役の天才数学者が解くに相応しい秀逸さ。ただ、各界の天才という位置付けの登場人物たちが持つ思想が高尚すぎて動機など現実離れしており、やや置いてけぼりを喰らった感も。また微妙に腑に落ちないいくつかの記述についても、ラストの真相で納得せざるをえない仕組みになっているのが苦笑を誘う。全体的には読みやすく、ベタではあるが面白かった。次作も期待。2014/04/09

W-G

126
コッテコテの新本格が読みたい気分になったので。期待していた通りの系統ではあったのですが・・・期待値はちょっと下回りました。森博嗣さん以降の天才観っていうのか、実はあまり好きではないんですよね。せめてトリックでも度肝を抜いて欲しい。2016/03/20

さこぽん

78
<変てこな館> <見取り図> <変死体> ときたらもう読まずにはいられない。わくわく♪する。 目玉を模した館 <眼球堂>、その仕掛けが大掛かりでびっくりだ! しかもラストもびっくりだ! ただ残念だったのが、数学と建築学のうんちくが長すぎるし、登場人物に深みがなく、ただこのトリックが描きたかっただけなのかなぁって思った点。 でもまぁおもしろかったので、夏にでる新作も読むでしょう。 メフィスト賞受賞作。2013/06/24

そのぼん

73
・・・!?えぇー、そうなんですか、!?なんちゅうトリックやねん!ビックリしました。王道の館もののミステリーなのかと思いきや・・・って感じでした。摩訶不思議な建造物で起こる殺人事件が描かれていました。2013/07/09

yumiDON

46
眼球堂に集められた各業界の天才と呼ばれる者達、そこで起こる連続殺人。眼球堂、いいですね。素敵な舞台です、歩いてみたい。トリックも美しく、ミステリーとしては良質でよかったです。ただ、各業界の天才達は特にカリスマ性や天才っぷりを発揮する場面はありませんので、そこについてはあまり期待しないで下さい。犯人も傲慢で動機がひどい。最初からその片鱗は見えていたけど、「神の視点」を得ることでこんなにまで奢ってしまうなら、私はいらないな。2016/10/21

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