講談社ノベルス 魔境の女王陛下―薬師寺涼子の怪奇事件簿

田中 芳樹【著】

講談社（2012/06発売）

• サイズ 新書判／ページ数 226p／高さ 18cm
• 商品コード 9784061828117
• NDC分類 913.6
• Cコード C0293

出版社内容情報

凶悪犯を追ってシベリアへ出張した警視庁の薬師寺涼子と泉田準一郎ら４人。彼女らは鎖された施設で人智を超えた世界に遭遇する！？「ここは地の涯　シベリア奥地♪」
日本を恐怖に陥れた殺人鬼を大追跡！「どんどん事を大きくして、君にも愉しませてあげるから」と警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田らを従え、シベリア出張。犯人が潜伏する秘密都市へと向かった。辿りついた先で見たのは、地獄としか思えぬ驚愕の光景と、世界を震撼させる兇悪な陰謀だった。人智を超えた敵の暴走を止めるべく、涼子は常識を超えた作戦で挑む！

第一章　ある日、森の中で
第二章　どこからも遠く離れて
第三章　長い長い午前
第四章　目的地は何処
第五章　魔都と魔女と魔人と魔獣
第六章　人生、試練だらけ
第七章　恐怖城の攻防
第八章　ラスト・モンスター


田中 芳樹［タナカ ヨシキ］
著・文・その他

内容説明

「ここは地の涯　シベリア奥地」日本を恐怖に陥れた殺人鬼を大追跡。「どんどん事を大きくして、君にも愉しませてあげるから」と警視庁の史上最強女王・薬師寺涼子警視は部下の泉田らを従え、シベリア出張。犯人が潜伏する秘密都市へと向かった。辿りついた先で見たのは、地獄としか思えぬ驚愕の光景と、世界を震撼させる兇悪な陰謀だった。人智を超えた敵の暴走を止めるべく、涼子は常識を超えた作戦で挑む。

著者等紹介

田中芳樹［タナカヨシキ］
１９５２年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。１９７８年に『緑の草原に…』で第３回幻影城新人賞を受賞しデビュー。１９８８年に『銀河英雄伝説』で第１９回星雲賞を受賞。壮大なスケールと緻密な構成によるＳＦロマン、中国歴史小説等で、多くの作品が漫画化やアニメ化、舞台化され、さらに話題を集めている。２００６年、『ラインの虜囚』で第２２回うつのみやこども賞を受賞した（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[文庫フリーク＠灯れ松明の火]

《ドラキュラもよけて通る》ドラよけお涼こと薬師寺涼子警視。そして哀れな？下僕の泉田警部補。久々の新刊に嬉々としてページをめくったのですが・・以前の作品よりパワーダウンした気がします。それでも泉田くんの「すっこんでろ！」はブラボー！そしてミレディ涼子と二人のメイド・マリアンヌとリュシエンヌの過去話はぜひぜひ次巻で明かして欲しい・・・次巻は何年後ですか田中さん？→続く

2012/06/14

[まろんぱぱ♪]

新書版で既読なんで再読。良く考えたら、これも甘々なラブコメでしたね（笑）明らかに、女王様は泉田くんにメロメロですよね。涼子さまのテレパシーくらい受信しなきゃ（笑）今回はサーベルタイガーですか、なんか久々に言葉を解さない怪物でした。元々、人間が一番怖いのが、このシリーズの根っこですから良いのですが、ちょっと小物だったかなあ(-_-)あの放射能事故への批判強く出てるけれども、新作待ってたファンからすると。今回は状況に振り回されてる女王様しか記憶に残らないでした。次の舞台は日本のようだし、新作待ち(^-^)

2015/04/15

[秋製]

シリーズ物。好きなシリーズの一つ。　このシリーズの主人公の薬師寺涼子はキャリアで警視である。上層部の人たちは純粋な恐怖を込めて彼女を「ドラよけお涼」と呼んで恐れている。ドラよけとは、ドラキュラも避けて通るという意味。今回の舞台は極寒の地、シベリア。いつものように部下の泉田警部補をはべらせて？の大暴れ！（大活躍）　面白かった！

2013/04/30

[雪紫]

読んだの久々だけど、まずいつもと変わらない安定感。殺人鬼を追う海外出張でもいつものメンバーが集まり(マリちゃんと呂芳春もすっかり定着したこと)胸糞悪い奴らをスカッと制裁というある意味水戸黄門なノリは変わらず(もう少し爽快感は欲しかったものの)。・・・というか、時期が時期なので原発主張しまくりである。

2020/01/22

[ホームズ]

久々に新刊を読んだ気がする。唯一それなりに続きが出ているシリーズなのに少し間が空いた感じ（笑）作者が飽きていつの間にか続きが出なくなること無いと良いな～（笑）今回は敵が少し小物だったかな～。せっかく海外に来たんだからもっと暴れてほしかった（笑）

2012/11/24