内容説明
海外の邦人保護―外交官・黒田康作に与えられた特別任務だ。テロ情報をもとに、黒田はローマへと派遣される。在イタリア日本大使館では、不審火が発生。さらに日本人少女が誘拐される。広がりを見せる事件。姿を見せない犯人。翻弄されるイタリア警察。黒田は少女を救出すべくアマルフィの地へと向かう。そこでは驚くべき犯人たちの計画の全貌が。大ヒット映画の原作、ここに登場。
著者等紹介
真保裕一[シンポユウイチ]
1961年、東京都生まれ。91年に『連鎖』で第37回江戸川乱歩賞を受賞し、デビュー。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞、2006年に『灰色の北壁』で新田次郎文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Dai(ダイ)
23
確かに面白いがシリーズ化されたり、映画化されるほど濃密な内容とは思われない。2016/05/11
roomy
17
とても面白かった。ハラハラドキドキで一気に読了。読後感もいいし、ローマやヴァチカンなど行ったところもでてきて入り込んで読めた。そんなにも美しい海岸ならぜひ一度訪れてみたいな〜と思ったアマルフィ。黒田のような外交官がいたら素敵ですよね〜けどありえないからいいな〜と強く思うのが現実ですね。笑 映画は観ていないのですが原作とは終わりが違うらしいのでそちらも機会があったら観たいな。感想ではないが、このサイズの本は読みにくい、違うな。持ちにくいので普通の文庫サイズがベスト。2012/10/31
ガラシャ
11
織田裕二のための書き下ろしの様。楽しめたのは事実。エンターテイメントとしては成立です。 2012/12/12
しゃお
7
劇場版よりは格段に面白い。ハリウッドなどで映像化されれば見応えありそうな場面がいくつも見受けられます。ただ、それでもやはり都合良すぎな部分など気になる部分はあって、そこが違和感として感じるところでしょうか。2011/01/17
たこやき
7
劇場版という企画ありきで作られた、というのに納得。細かいところで「?」とか、都合が良すぎる、とか思うところは多々。ただ、その一方で、テンポ良く進む物語と、いかにも映像映えしそうなシーンの数々は流石。手軽に読む娯楽作品としては良いと思うが、真保裕一作品として、どうしても「あと一歩」を期待してしまう。2011/01/16
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