内容説明
三人悪の周りで相次ぐ謎の交通事故!その背後には、呪いのスポーツカーと、悲しくも恐ろしい女の怨霊が…。“地獄堂”のおやじの力を借り、術師となったワルガキたちが相対する、次なる“不思議”は!?大人気シリーズ第四弾登場(「高速の魔」他一編、未収録原稿三編を収録)。
著者等紹介
香月日輪[コウズキヒノワ]
和歌山県生まれ。『ワルガキ、幽霊にびびる!』(日本児童文学者協会新人賞受賞)で作家デビュー。『妖怪アパートの幽雅な日常(1)』で産経児童出版文化賞フジテレビ賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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再び読書
51
読みやすさハリいつも通りだが、死神との血戦が、近づいてきている。人魚の三千年も続く罰に罪深さが感じられる。セレイエスの切なさが泣ける。また、子供を事故で奪われた母親の霊も、どうか子供どうか一緒に成仏して欲しい。今野球、親が子供を虐待死させる時代で、子供にとって何よりも悲しい出来事が多く、心が、潰れそうに感じられる事が多い。大人もセレイエスの様な罪が、必要かも知れない。2017/02/20
Penguin
34
【図書館】「高速の魔」は最近多い事故と被る部分があって、更に切なく感じた… マッキーも良い男だなぁ♪2012/05/02
深青
14
シリーズ4作目。二部+オマケ仕立て。一部のお話は、ちょっと切ない。マッキー…、また「エリ」に会えると良いね。あと、お話の中に出てきた魔導士の正体が気になります。第二部。なんだか考えさせられるお話でした。日々、車を運転する身としては、自分の運転を見直さないといけないな…と思いました。車は凶器という一文がとても印象に残っています。2014/05/17
sion
13
三人悪は子供の純粋な心を持ったまま人間の暗い部分に触れている。いい意味で変わらない彼らが凄い。人魚の話のマッキーの恋心が切ないよ。母は強しと言うけれど子供を失った母親の怨念は凄まじい…悲しさにつけ込む死神が許せないと思った。SSSの聖夜はクリスマスに近い時期に読んだので良かった。お兄ちゃんは猫だよね月も似合う。人だと分かった反応も見たかったな。2015/12/27
桜歌
11
とにかくマッキーがかっこいい4巻。見守ってくれる人がいるといないとではだいぶ違いますよね。 SSも素敵な話で、ファーストシーズンの中でも一番お気に入りの一冊です。 『満月の人魚』では最後に椎名にプレゼントされた人魚の絵を見つめるマッキーが、『高速の魔』では、母親の怨霊に自分の母親を重ねて普段より行動的になった椎名の姿が印象的でした。 そしてSSの『真夜中の猫』。 竜也兄、餌付けされてるよ(笑) 2012/03/20
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- 和書
- 老後は銀座で