講談社ノベルス
カンナ 吉野の暗闘

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 278p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061826397
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0293

内容説明

社伝を持ち去り失踪中の諒司が、奈良・吉野山に現れたという。捜しに行った甲斐らは、思わぬ事故に遭遇!その縁で山岳ガイドの光昭と親しくなるが、黄金伝説を追いかけ、修験道の開祖・役小角を信奉する彼は、殺人事件の容疑者だった。呪術で人々を苦しめ流罪になった小角の実体は?歪められた真実が明らかに。

著者等紹介

高田崇史[タカダタカフミ]
昭和33年東京都生まれ。明治薬科大学卒。『QED 百人一首の呪』(講談社ノベルス)で第9回メフィスト賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

るぴん

39
カンナシリーズ第3弾。3人と1匹は奈良・吉野へ。今回はテーマが役小角で、『宇宙皇子』に出てきたな〜程度の知識しかなかったので、役小角に関する全てが初めて知ることばかりで新鮮だった。甲斐には忍者としての秘められた力があるのか?甲斐の婚約者・聡美は何者?先が気になるわ〜。新書版はQEDと違って上下段じゃないのか。蘊蓄が少ない分、さくさく読めるけど(笑)。2020/03/10

とも

32
★★★☆今回のテーマは、奈良の吉野と役小角。このカンナシリーズ、QEDとの違いは当シリーズは忍者がテーマにはなっていること。それは、シリーズが始めから全9巻と決まっており その副題の最後の文字を並べると、九字護身法の「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」となることからもうかがい知れる。そうして、修驗者の役小角も忍者と仮定してストーリーは進む。大きなテーマは2つ。①小角が晩年に流刑になっら理由、②吉野が桜の山になった理由 このテーマとそれに付随する解明がなされ、まぁ前回よりは相当にいい出来。2018/10/14

zag2

25
ついついシリーズ3巻目も読むことに。今回は吉野。役行者の話も出てきます。このシリーズはなかなかに面白い。主人公三人組が味のある活躍をします。また次巻も読むことになりそうです。2023/10/01

みっちゃん

21
吉野・金峯山の謎。なぜ桜がたくさん植えられているか、女人禁制なのはなぜか。QEDもだが、この作者のシリーズものは話の流れが定型化していて、そこが安定感と同時にマンネリ感を与えてしまう原因かと思う。歴史薀蓄を楽しみ、事件の部分はさっと目を通している感じ。2015/03/24

よっしー

20
今回向かった先は奈良県の吉野。奈良も歴史的な建造物が色々とありますが、あまり外出先に選ばない場所な気がします。桜で満開の吉野山、一度は見てみたいな。 事件の方は前に比べて緊迫した空気がなかったように感じます。竜之介が山登りにこだわった理由が少し気になりますが、結果としては良かったのかもしれませんね。甲斐も、口では何も出来ないと言っていますが、ピンチの切り抜け方は抜群の力を発揮しているような…。この積み重ねで自信へと繋げてほしいですね。 そして、気になるのが聡子の言葉。一体、何を秘めているのでしょうか。2023/01/31

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/577578
  • ご注意事項

最近チェックした商品