内容説明
母を亡くした17歳の早河荏瑠は、突如現れた伯父と共に彼の館に住み始めた。だがそこは17年前に身元不明の女性が殺され、事件直後に荏瑠の父・成が失踪した曰くつきの場所だった。被害女性は誰?父の行方は?犯人は?荏瑠の前に現れる“謎の少女”ウラニアは何者?新たに判明した40年前の不可解な殺人の真相は?次々浮上する早河家の謎に、荏瑠と心を寄せる少年・誠が迫る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
水月
2
関田涙もの。序盤~中盤にかけては割合普通の展開。新しい土地へ旅している場面とか、イメージしやすくて読んでいて心地よい。ウラニアの存在から普通のミステリじゃないことは分かっていたが、後半の怒涛の展開には正直ついていけなかった。特に密室トリックについては、推理小説を真っ向から否定する内容で、これはひどいwと思った。登場人物の扱いも、善悪がはっきりと分かれていて薄いなと思った。脇役たちの扱いもぞんざいで、いてもいなくても良かったようなキャラばかりだった。(続)2016/08/26
入江大和
1
過去の読書記録より記載。2005/07/03
ミーナ
0
ミステリーだけどSFでもある。表紙の眼鏡が実はポイントだったり。
りかぞう
0
【ネタバレ語ります】ミステリだと思ってよんでいたら、急にSFになってびっくり。でもSFになっても話にズレは生じず、「ああそういうことだったんだ……」と納得できる。“わたし”が鍵だとは思ってたけど、こうくるとは……。個人的にはおもしろかったけど、純粋なミステリ好きさんは読まないほうがいいかも。『スキップ』っぽく、そういう意味で泣けました。2013/07/31
トマト
0
”2000年代版、時をかける少女”のようでした。今までにないような意外な展開が面白かったです。続編があったらぜひ読みたいです。2013/01/26