内容説明
「部屋対抗悪魔人形たらい回しゲーム。推定時間に人形を持つ者は死刑、生き残れるのは９戸中１戸のみ」何者かの手により始まったマンション内殺人ゲーム。恐怖のあまり住人達が殺し合いを始める中、「生きるために人を殺す」ことに戸惑う高校生・恭二。だがその彼にも狂気に満ちた住人達は牙を剥く。彼の運命は？ゲームを操る者の正体とは？究極のＳ・Ｓ開幕。
著者等紹介
矢野龍王［ヤノリュウオウ］
昭和４０年、東京都生まれ。早稲田大学理工学部卒業。『極限推理コロシアム』で第３０回メフィスト賞を受賞しデビュー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆう
26
図書館本。何者かに眠らされて気づいたときには首輪をつけられていたマンションの住人達。手元にある悪魔人形を時間内に手放さないと首輪が爆発、死亡。殺人ゲームのスタート。首輪が出てきたときにはあ～バトル・ロワイアルだって思ったけど、ホントにガンガン死んでくねぇ。戦車出動しちゃった時にはナニこのトンデモ展開(笑)って、まぁ最初からトンデモ展開だったけども。お猿さんもなんてことだ。プロローグがイマイチぴんとこなかったけど、そういうことか。しかしこの結末、想像以上におっきなことになってるけどなんとも後味悪いなぁ。2016/10/13
しゅてふぁん
23
何者かの手により始まったマンション内殺人ゲーム。恐怖のあまり住人達が殺し合いを始める。こういう殺人ゲームは読んでいていい気分しないので苦手かも。最後の展開にはびっくりした。2016/06/28
伊瀬有佐
14
【図書館借本】推理ではなく、純粋にゲームを楽しむべき。住人同士の小競り合いは面白かった。タイムリミットギリギリに人形をどっかに放り込めば良いと思ったりもするんですが、やっぱり手元には置いておきたくないんでしょうね。それにしても、戦車（装甲車？）の登場には吹いた。まぁ、ハリボテだったわけですが。ゲーム仕掛けた理由って言うのがまさに理不尽。2011/03/01
のりすけ
6
猿の丸焼き。戦車とか、どうやって手配したんだろう？色々突っ込みどころの多い小説。最初の数ページで「読むのやめようかな？」とちらっと思うほど文章は下手くそさん。ラストには「なんじゃそら！」となりました。2014/12/14
hiroy
6
GWは矢野祭｡悪魔の人形を最後に持たされた者が死んでゆく｡マンション住民が知恵を絞って壮絶なたらい回しを敢行するという素敵な設定｡面白いんだけど幾つか文句のつけようもあるかな｡とりあえず､幼児は殺すなw 痛いじゃないか｡登場人物に混ぜなきゃいいだろw さて､自分なら老人の部屋で発見した人形は全て隠すけど気が回らなかったかな｡結局殺し合いになるのもルールを考えれば仕方ない｡設定の理由付けで仕掛けがデカ過ぎるのもしょうがないか｡まあ､最後まで面白く読んできたけどオチがどうも気に入らないのは私だけではないよね？2012/05/03
